二次試験で面接試験がある受験生の皆さんは、今、高校の先生方や先輩、塾の先生方に お願いして練習に練習を重ねている最中だと思います。以前の職場で採用に携わって   面接官としてたくさんの就活生と向き合ってきた経験から私なりにポイントをお伝えしたいと思います。基本は、大学入試も入社試験も同じだと思っています。

志望理由や大学入学後の抱負や高校生活での経験、自己PRなど様々な質問が投げかけられると思います。その質問に対しては、模擬面接などをたくさんの人に行ってもらうことが大事なのは言わずもがな。

しかし緊張のあまりに本番ではうまくいかないことも…。そこで大事なポイント3つ。

❶質問の答えと理由はセットで答えよう

面接では面接官の質問に対して、正確に答えることが大切。そのうえで、その答えを述べた理由を付け加えたり、体験などを交えたりしながら説明し、自分の主張を面接官に理解してもらう努力をしましょう。そこで最も重要なのが、自分の言葉で面接官に質問に答えること。普段使わないような舌を噛んでしまうような難しい表現は絶対にNG。言葉の意味を理解できずに喋っているのが面接官にはお見通しです。高校生らしくはきはきと誠実にしっかりと答えるのが一番。

❷言葉遣いに気を付けよう

適切な敬語をつかい、面接官を敬いましょう。また、語尾を伸ばしたり、流行語・省略語・話しことばを使用したりしないようにして、印象の良い話し方をしましょう。また 言葉を発する時の姿勢も非常に大事です。今のこのご時世では、マスク着用での面接となるので表情がわかりにくく、なかなか伝わりにくいと思うのではっきりと丁寧に話すのも必要です。

❸困ったときに無言は避けましょう

質問された内容に答えられない場合、無言になるのはよくありません。考える時間をもらったり、答えられない旨を率直に伝えたりしましょう。知ったかぶりが一番NG。なまじっか知っている言葉や単語を発することでそれについて掘り下げられて答えられなければ さらに印象が悪くなります。

「勉強不足で答えることができません…しかし貴学に入学してから勉強していきたい」「緊張で考えていたことが飛んでしまいました、しばらくお時間頂けますか」など前向きに伝えることが大事です。面接官も高校生が緊張しているのは、想定内です。

「言霊」…「発した言葉に宿る摩訶不思議な力」

自分の気持ちが乗った言葉であれば、必ず面接官に届きますよ。自信を持って面接試験に臨んでください。次回は、マナーについてお伝えしますね。

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