私立大学の一般入試や国公立大学の前期試験に向けて追い込みをかけている受験生の皆さんへ、前回に引き続き、梅ヶ谷先生からのアドバイスをお届けします!
●「今」、何をすればいいのか
受験超直前期の「今」すべきこと。めためたに難しい問題には手を付けない、基礎基本を見直す、今までに解いた問題の解き直しをする…程度のことは、お前に言われなくても知ってるよ!と言われそうなので、私からは受験生の皆さんが見落としがちな点を指摘させていただきます。それは、「なんとなく」で解けた問題を見直すことです。ここで言う「なんとなく」とは、「自力で二択まで絞って、あとは雰囲気で選んで正解した!」みたいな、いわゆるフィーリングで正解した問題を指します。
なぜこのような「なんとなく」問題を見直すべきなのか。先述した通り、学びの体系化は問題が「解ける」ための十分条件です。「なんとなく」で正解した問題というのは恐らく、今までに蓄積された学びの体系のどこかに引っかかって、でも体系化が不十分故に確証が持てず、それで「なんとなく」の選択をしたら正解した、というようなメカニズムで発生しているのではないかと思います。 通常、問題が「解ける」ようになるためにはインプット、アウトプット、体系化の3段階をクリアする必要があります。その点「なんとなく」問題は、インプットがすでに完了した状態で、残りアウトプット・体系化の2段階のみを仕上げることで「解ける」状態まで持っていくことができます。最も費用対効果を上げるべき直前期にはうってつけの問題ではないでしょうか。
●とにかく最後までやる
以上、直前期の勉強について話してきましたが、私たち校舎のスタッフが提供できるのは、このような方法論、即ち受験に合格するための手段です。裏を返せば、手段しか提供することができません。ただ、最後に皆さんの味方をしてくれるのは目的です。
自分が何のために勉強をしているのか。自分はどうしたいのか。その目的を最後まで見失わずに、やり切ってください!
その目的が果たされるよう、私たちも全力でサポートしていきます!
最後まで頑張りましょうね!