共通テストまで、残り2週間となりました。最近は、共通テストの予想問題を各教科解きまくっている頃かと思います。そこで、残り2週間をより充実したものにするためにここで少しアドバイスしたいと思います。よかったら参考にしてみてくださいね。
問題を解く前…
◆前回、演習した時の間違い直しをしたノートやメモを見直す。 自分の弱点をまとめたノートなどを作っている人はここで見直すとよいでしょう。(もし、そのようなメモを残していない人がいたら、残り2週間の演習で、発見したポイントや暗記事項をメモする専用ノートを用意するとよいでしょう!) ◆本番の状況をイメージする。 本番が近いので、緊張感をもった状態で演習を開始しましょう。本番で使う筆記具などで演習するのもおすすめです。
問題を解く…
◆時間(試験時間の8割)を測って、集中して問題を解く。
時間は試験時間同様の時間にするのではなく、試験時間の8割で解き切ることを目標にして演習しましょう。残り時間は見直しの時間に充てましょう。本番は普段の勉強環境とは異なります。また、入試独特の緊張感なども加わるため、普段の演習は時間を短めに設定することで、より本番に近い状況を作り出すことができます。試験時間の8割の時間で解くのがおすすめです!
問題を解いたら…
◆採点後、問題に、間違えた問題&正解はしたが、あいまいな問題にチェックを入れる。
◆間違い直しは、間違えた原因を考えることからスタート。小さいミス(計算ミス含め)もなぜ起こすのか振り返り、それを防ぐにはどうすればよいのか、解決策を自分なりに考えましょう。計算ミスはどこで起こしたのか、解いたあとを見直してみましょう。例えば、移項するときに符号が変わっていなかった、小さいスペースで筆算したために最後の足し算を間違ったなど、徹底的に分析することが大切です。そして、その解決策を前述したノートにメモしておくと、次回の演習前にそれを意識することができ、ミスを未然に防ぐことができますよ!もちろん、試験本番の時にも大いに役立つはずです。このように毎回の演習のなかでミスの原因を考えることで、自分がどんなところでミスをしやすいのか次第にわかってくるでしょう。
解けなかった、あるいは解けたがあいまいさが残る問題は解説を見て、徹底的に理解します。そのときにこれまでに使ってきた参考書や教科書を見直すのもよいでしょう。特に理科や社会は教科書を見直すのがおすすめです。
共通テスト受験を控えた皆さんは、本番、今解いている予想問題と似た形で出題されるとは限らない、毎年出題形式が変化している共通テストなので予想が難しくなっているということはすでに知っていると思います。ですので、その問題に限った復習ではなく、問題の出され方が変わっても解けるように復習することが大切です。具体的には、解いた問題をなんとなく理解して復習を終えるのではなく、なぜそうなるのか、どこに注目すれば解けたのか、しっかり考える時間を設けましょう。新たな問題を解いて復習を簡単に済ませ、次の演習に行くという勉強法ではなく、本番まで2週間となった今は、復習する時間を少し多めに取り、その中身を濃いものにしましょう。
そして、解説を見ても徹底的に理解することができない場合は、潔く質問受けの先生や周りの人たちに質問してみましょう。ぼーっと考えているのは非常にもったいないので、質問してすぐに解決しましょう!
◆最後にその演習を通して学んだ要点や解くときに注意することなどを簡単にメモする。
この時期のミスは本番でもミスしやすいところです。今、間違えたことは本番では絶対にしない、という気持ちが大切です!
以上のようなプロセスで演習を重ねることで、共通テストに向けた学習をより意味のあるものにすることができると思います。本番が近づいているため、点数に一喜一憂しやすい時期かと思いますが、今の演習の点数は入試において全く意味を成すものではなく、共通テスト当日に目標の点数が取れればよいのですから、今の自分が間違えやすいところ、理解していないところに気づけて良かったと考えましょう。1つ1つの演習を無駄にすることのないよう、毎回の演習を大切にして、残り2週間、全力で駆け抜けましょう!!!
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