受験生のみなさん!いよいよ共通テストですね。

共通テストを控えた皆さんに最後に私から入試本番の問題への挑み方についてアドバイスしたいと思います。

試験開始の合図があったら、まずは落ち着いて、一度全ての問題に目を通し、どのような問題が出題されているのか確認しましょう。(ここで選択問題がある教科は要注意です。模試とは異なる構成であることが多いので、十分注意しましょう。)そうすることで、全体の流れをつかんだ状態で問題に挑むことができます。

では問題を解き始めます。が、ここで皆さんに理解しておいて欲しいことがあります。当たり前のことですが、

共通テストにおいて受験生全員の最初の持ち点は0点であって、そこからどれだけ点を取れたかがカギである

ということです。つまり、自分の解ける問題を確実に解いて点数をゲットすることが重要なのです。ですから、わからない問題に固執することなく、どんどん解ける問題を解きましょう

問題を解く順番は各人の戦略だと思いますが、どの順番で解くにしても、一度わからない、または内容が複雑で解きにくそうな問題にぶつかったときは、その問題は飛ばしましょう。そういった問題を飛ばす勇気は本番で必要です!一通り解き終えると、試験開始時よりも持ち点があるわけですから多少の安心感が生まれていると思います。その状態で解いていない問題を見てみると、落ち着いてその問題に取り組むことができるので、意外と知識を思い出したり、ヒントが浮かんだりするものです。

ただし、注意も必要です。問題を飛ばすときにはそのページを折り曲げるなどして飛ばした問題がわかるようにし、解答欄がずれないよう十分気を付けましょう。(解答欄がずれて失点してしまうのはとてももったいないことです!!)このときのポイントとしてはマークする際に、解答番号とマークシートの番号が一致していることを確認しながらマークするとよいでしょう。

加えて、共通テストは時間との勝負ですので、時間的に追い込まれることも容易に想像できます。そのときは、問題の難易度に関わらず、解ける問題を確実に解くことができればよいのですから、考えてもわからない問題はとりあえずマークし、思い切って、解けた問題の確認やマークミスやマーク漏れがないかの見直しに時間を充てるようにしましょう。

最後に。入試本番では予想もしていなかった出来事が意外と起こるものです。ですが、それに惑わされることなく、目の前の解くべき問題だけに集中しましょう!!

皆さんのこれまでの努力が実を結ぶことを祈念しています。

質問受け 村山佳芳子先生

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