みなさん、こんにちは!今日の英文法のコーナーです。

本日は、mustとhave toの違いについて考えてみようと思います。

まずは以下の文を訳してみます。

 I must get up early in the morning.

 I have to get up early in the morning.

 mustもhave toも「~しなければならない」と習った覚えがあると思いますので、どちらも「私は朝早く起きなければならない」でよさそうですね。

ですが、2つの文に違いがあるとすれば、みなさんはどう考えますか?

must : 話し手が決めた義務   

例えば、朝から勉強しようと思い「よし!早起きしなきゃ」という場合、

I must get up early in the morning.

が適当です。この場合の話し手は「私」、その「私」が自分で「早起きをする」という意思決定をしたということになりますよね。こういった時は must が使われます。

have to : 周囲の事情で決められた必然的義務

明日は部活の遠征があるから、「早起きしなきゃ」といった場合、

I have to get up early in the morning.

この場合はどうでしょう。これは話し手の意思(この場合「私」)とは関係なく、「早起きをしなければならない」と周囲の事情によって決められたものなので、have toとなるわけです。

また、これとは別に、否定形になると、mustとhave toは意味が変わります。

You must not go to school tomorrow.
(明日学校に行ってはいけません)

You don’t have to go to school tomorrow.
(明日は学校に行く必要がありません)

加えてもう一つ。have toは現在時制の他、過去時制・未来時制・完了形でも使われますが、must基本的に現在時制以外では使われませんので、これもおさえておきましょう。

今日はここまでです。

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