こんにちは熊本東校の金野です。今年も無事に秋を迎えることが出来、大変過ごしやすい季節になりましたね!!9月生まれの自分からすればタイプ一致で1.5倍!!元気に過ごせている気がします!!
8月の受験生面談を経て、今年の受験生からも『私立大学』というワードが度々聞こえてくるようになりました。大阪生まれの自分からすると、熊本での私立大学に対する認識が、関西と比べると薄いように感じますので、簡単にお伝えできたらと思い作成をしました。
国公立・私立のどちらかに優劣をつけるという内容ではありません。反対に、国公立と同じくらいにまで、私立大学への受験の重要性に気付いてほしいとまで思っています。
国公立に進学したら『成功』なんて時代はとっくの昔に終わっています。今までも、そしてこれからの時代も
進学先で『何を学んだのか』
が重要なことです。学校・塾と同じく、通っているだけでは何の価値もありません。環境として上手く使ってください。
☝「何を学びたいか」も考えながら大学を選ぶことの重要性に気付いてください。名前に囚われすぎるのも良くありません。
自分が持っている私立大学の受験に関する経験を、少しでも皆様にお伝えできればという意図で今回のブログを作成しております。あらかじめご理解いただいた上で、最後までお読みいただけたら幸いです。
①複数の大学受験が可能 ②会場は大学キャンパスのみではない ③実にややこしい受験方式 の以上3点でお伝えをできればと思います。
①複数大学の受験が可能
国公立大学は前期(&中期)&後期の最大2or3回の受験が可能なのに対して(推薦等は除く)、私立大学は日程さえ同じにならなければ複数回受験することが出来ます。
もう一度書きます。
同一大学でも、複数回受験することが出来ます。
年ごとに日程が変わることがもちろんありますが、昨年は2週間連続受け続ける『15日間連続受験』なんてのも可能でした。決しておススメはしませんし、「受験会場」という距離的問題で非常に厳しかったですが・・・
関東の有名大学群『早慶上智』『GMARCH』&関西『関関同立+近大』これだけでも14大学ありますが、試験日の組み合わせ次第では群すべてを受けることも可能でした。
とにかく、『数撃ちゃ当たる戦法』を使うことが出来る、というのが最大の強みと自分は認識をしていました。(遠い記憶)
上記しました15日間のうち、たった一日でも合格ラインを1点越すことが出来れば晴れて大学生になることが出来ます。1点でいいんですよ!!可能性感じませんか??
☝何が何でも大学生になりたい!!という方は『滑り止め』として私立大学を探すと思いますが、複数回受けることが出来るからこそストッパーとしての役割を果たしてくれます。(安心してください!勉強せずにラッキーで受かれるほど、大学受験は甘くないです。ちゃんと落ちます&落とされます。)
気になっている大学 or 気になる学部等がある場合は、まず入試要項を確認し日程等の調整を行いましょう。
②会場は大学キャンパスのみではない
「熊本県内の私立大学」というと、よく2つの大学名を耳にしますが、それ以外の大学を受験する場合、受験をする前の準備だけでも手間が掛かりそうですよね・・・(急に通販番組みたいな感じになってしまった・・・)前乗りするか否かだったり、どうやって向かうかなど。
そんなあなたにお伝えをしたいのが、大学によっては県内もしくは九州内で受験をすることが出来る場合があります。熊本会場を設置している大学が、実は上記した14大学の中にもあるんです。年ごとに変わりますので大学名は書けませんが、調べてみて下さい。
関東・関西まで受験をしに行かなければならない!となると、飛行機 or 新幹線 & ホテルを予約して前乗りして、何時に起きて電車バスでの行き方が…など受験前に考えておかなければならないことが頻発します。
しかし!! 市役所近く、もしくは熊本駅近くで受験ができるとなればどうでしょうか??
あらかじめ書いてもおきますが、「期待させておいて熊本会場無いじゃないか!!」と言う方がいらっしゃるかと思いますが、代わりに福岡会場が設置されている場合が多いです。なんならこっちの方が当然多いです。
前乗りせずに日帰りで県外の私立大学を受けることが出来るとなれば、少しでも受験のハードルが下がってくれるを願っております。
③実にややこしい申し込み
申し込みの手続きは至ってシンプルです。郵送もしくは、現在ほとんどの大学ではオンラインでの申し込みが主流となっています。情報等を登録後、試験料の入金をもって申し込み完了となります。
~ややこしいポイント~ 受験方式の選択
ここが一番ややこしいところで、私立大学では受験とはいっても大雑把に「3種類」存在していると捉えてください。大雑把です。本当はもっと細かいです!!
①『全学部統一試験』
名前が表す通り「全学部」統一の問題を解きます。文系学部&理系学部の問題それぞれを統一日に実施することで、
1日の受験で複数学部の合否判定を受けることが可能になります。
各大学のHP上に合格者最低点が掲載されていることがありますが、国公立と同じように学部間でも人気・不人気などで点数に差が生じます。なのでA学部では不合格でしたが、B学部では合格をするなんてことが起きます。1回受けるだけなのにお得ですね♪
加えて重要なのが問題が文系・理系の2種類のみ用意をすればいいので、先述した大学キャンパス以外での実施が可能になります。熊大会場がある時の試験方式は大体こちらなので、頭の片隅にでも置いておいてください。
②『学部別試験』
①が文系・理系で分かれる試験になるので、後者のこちらはさらに細かく『学部別』で実施される、それぞれ試験の問題が変わる形式になります。
大学によって変わることもありますが、①の全学部統一試験に比べて、②の方が募集人数枠が広いことが多いので、学部を絞っている人の場合であればこちらの方が単純に受かりやすい、という言い方をすることが出来ます。
③『共通テスト利用』
国公立大学を受験する際に必須となる「共通テスト」の一部科目の点数を利用して合否を判別する方式です。
こちらもまた大学ごとに変わることになりますが、例えば英リーディングの点数は共通テストの点数を使って、国語と日本史は「全学部統一試験」の点数を使って判定なんてことが出来ます。
☝この方式を利用する人だけで判定を行いますのでもちろんライバルが少なくなる半面、枠自体も1桁人数のところが多く、国公立大学志望の滑り止めとして利用されることが多いイメージです
大切なことなので隠さずに書きますが、毎回の受験に対して料金がかかります。①であれば併願先を選んで3学部で判定を受けようとすると、3回分の料金がかかります。よく考えてください。
4か月後に待っている本番に向けて、後悔をすることが無いように日々を過ごしてください。頑張れ受験生!!