第①弾第②弾に続き、最後に各教科の間違い直しの方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

・国語/英語(読解問題)

答えの根拠になっている部分に色ペンで線を引きましょう!

→読解問題では問題で問われている部分がその長文を読んで得るべきポイントになっていることが多いです。つまり、答えの根拠になる部分はその文章全体の要点であると言えるでしょう。その根拠となる部分に線を引くことで、最初に文章を読む際にどこに注目しながら読むべきか、ポイントの位置が分かりやすくなるはずです。また、文章の中でカギになる文章の前後には接頭語などなにか特徴があることも少なくありません。そのようなキーワードなどを自分で見つけ次の演習に生かすこと、これが同じ文章に二度と出会うことのない国語や英語の読解問題に対応する勉強法です。

・数学/理科(知識問題以外)

解説を見ずに解けるようになるまで、繰り返し解く!

→特に数学や理科は間違えた問題の解説や解法を眺め、それを書き写しただけでは決して問題を解けるようにはなりません。途中計算があるときは適宜自分で計算しつつ、解説一行一行をしっかり理解していきましょう。完璧に解法が理解できるようになったら、その解説を閉じ、何も見ずにもう一度その問題を解きます。途中で止まったら、解説を見て解法を確認し、また解説を閉じて、最後まで答案を書ききりましょう。何も見ずに最後まで解ききることができるようになるまでこれを繰り返します。心が折れることもあると思いますが、ここで解説を見ながら解いていては、再度同じ問題に出会った時に完璧に解ききることは絶対できません。忍耐強く何も見ずに解けるようになるまで、繰り返し頑張りましょう。

・理科(知識問題)・社会

知識事項を参考書の該当箇所で必ず確認!メモが必要なら簡潔に!

→まだ身についていない知識を身に付ける絶好の機会です。その知識を確実に定着させるために、その解説がされている教科書や参考書、資料集などを手にとり、該当箇所に線を引きましょう。参考書で該当箇所を探すのは面倒だと感じる人も多いと思いますが、このプロセスを踏むことで知識が定着します。参考書を開いて関連事項などにも目を通すことで、さらに理解を深め、より多くの知識を得ることができるはずです。後々忘れてしまいそうな事項は、ノートに書きだすこともおすすめです。ときには、教科の特性上、内容を自分なりにまとめなおすことも必要でしょう。ノートまとめに時間を費やして満足するのではなく、あくまでも内容を自分なりにまとめなおし理解を深めることに意識を向けて取り組みましょう。

間違い直しはあなたが成長する良いきっかけです。“効率的で意味のある間違い直し”を通してみなさんの成績が向上することを祈っています!

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