こんにちは、浄行寺校の山本です。
いよいよ、15日頃から梅雨本番の天気になりそうですね。
豪雨予報の際にはくれぐれもお気を付けください。

受験生の皆さんには、6月は梅雨の豪雨並みの模試受験が訪れていることと思われます。
最近よく、「間違い直しの時間が足りません。。」「模試ばっかり受けていて大変。。」と、相談(嘆き?)を受けます。
間違いが悔しくて、何とかしたい思いが強いほど、「時間が足りない壁」が立ちはだかります。
そこで、少しでも目先を変えてもらう切っ掛けとして、アドバイスします。
効果的な間違い直しって??
この時期、入試レベルの難易度・範囲の問題を解くと、得点率が3・4割に止まってしまうこともありますよね。。。
30点、40点台の場合、残りの70点分の間違い直しをすることになる。
高校入試の基本的な問題ならば、まだ理解できますが。
共通テストは、九大合格レベルでも70~80点が入試の際に到達すべきレベルの難易度。。
入試本番とそれまでの過程で、取るべき点数は違いますよね。
現時点の実力が30点台ならば、まずは50点台を直近の目標にしませんか??
そうすれば、あと10点・20点を伸ばすための手の届く間違い直しになります。
30点台→50点台にするための間違い直しを。
大学入試成功のコツは、『基礎基本の徹底』です。
共通テスト形式の場合、英語以外は、ほとんどの科目が単元ごとに大問が分かれています。
特に数学の場合、各単元の基礎基本ができているかどうかは、得点結果を見ると明白です。
数学ⅠA | 数と式 | 図形と計量 | 二次関数 | 確率 | 整数の性質 |
---|---|---|---|---|---|
配点 | 30 | 30 | 20 | 20 | 20 |
得点 | 12 | 6 | 10 | 2 | 8 |
優先順位 | ② | ① |
上記のようなケースでは、
「あー、この問題の公式はどれだっけ?」
「ずっと苦手で避けてきた単元だけど、そろそろヤバいな。。」
と感じる単元が存在していることが考えられます。
そういった単元は、基本レベルの問題だけ間違い直しをすると良いです。
教科書を手元に置いて、模試の問題と解説を見ながら。
(東進の模試や演習問題なら解説授業もありますよね!)
スモールステップとマイルストーン
『50点台を目標に』というと、「妥協して良いの?」と考えてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、『スモールステップとマイルストーンだ!』って横文字ならべても刺激が強すぎますかね。。汗
それでは、『千里の道も一歩から』と日本語で表すとどうでしょうか?
大学入試のレベルは、熊本県の公立高校入試のレベルとは比にならない高いものです。
レベルの高さが違うなら、そこまでの辿り着き方も変わるはずです。
一気に登らず、中間目標を立てながら、調整していきましょう。
そういう発想で考えると、受験生にとって、この時期は、模試や演習が一気に訪れるので、
それを逆手にとって、短期スパンの小さな目標を立てて、それを到達することに集中してみてはいかがでしょうか?
達成感も効率の良さも感じることができるでしょう。
- やることが多い時こそ、行動しやすいものから取りかかかる。
- 時間が掛かるものは後回し。
- 全部やらなくて良い。小さな目標をクリアするだけで良い。
- 仕上がらない不安感より、少しでも出来たことのモチベートを大事にする。
最後に
冒頭で、「相談(嘆き?)を受けます」と書きましたが、それは決してマイナスの意味で書いたわけではありません。
現役生の皆さんにとって、大学受験は初めての経験です。
まして、大学入試改革により過去問などの情報の少ない現状では、一人で解決方法を見つける労力はとても負担が大きいです。
特に、模試受験の得点率が3割4割の科目を抱えている人は、思考停止に陥ってしまう程に追い込まれてしまうケースがあります。
そんな時は、真っ先に校舎にきて背負っているものを吐き出してください。
私たちと面談する中で、やるべきことを並べて・整理して・優先順位を決めて、行動できるようにします。
第一志望大学現役合格という共通の目標達成に向けて、ともに戦いぬきましょう!!
今週も校舎でお待ちしています。